法滅塵の世、八王子高尾と言う天狗伝武芸の根源の地に幻の古式日本武芸の一大秘法体系と膨大なる驚異の武術秘伝、魔剣秘術群を封印す

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※ 本サイトの題目は勿論、「生長の家」の創始者、谷口雅春師の名著『限りなく日本を愛す』の書題を本歌にしたものであります。同書は管理人の地元(神戸)における少年期にて、最も感銘を受けた愛読書の一つであり、それより半世紀以上を経た後、我の最期の戦の為のサイトの題目の元コピーとして谷口師の承諾を得ずして勝手に利用させて頂いたものであります。
それに対して谷口大人ならば何とか笑って許してくれるに違いない。
何とならば「日本武道」を愛すると言う我の想いは「日本を愛する」となした谷口師の想いに決して勝るとも劣らないつもりであるからであります……。
それはともあれ、看板題目と言うものは宣伝コピーとして一字一句が大変に重要ではあり、迷う部分もないとは言えない。「日本武道」と言うより「日本武術」と言う方が我の感性にあっていると言う思いもある。さりながら、「武術」「武道」の差異については我にも予ての想いがあり、色々試考、推敲して、やはり「日本武道」としての題目に落ち着いたものであります。予ての想いについては本サイトにていずれ論述して見たいと思う所であります。

●これからの無料講習分
令和四年十二月四日(日曜日)子安市民センター(八王子駅)13時30分〜17時にて「古傳居合術極意無料講習会を開催します。参加希望者は電話かメールで申し込んで下さい。

●講習済分
九月十三日(日曜日)に狭間のエスフォルタアリーナ八王子で『神集之剣無料講習会』を開催します。
參加希望者は電話かメールで申し込んで下さい。詳細は関連ページへ★八王子古傳武術極意秘術無料講習会

●序段 巻頭語
「敗残兵としての出師表」

「限りなく日本武道を愛す()」……令和元年より八王子高尾の地に居住する事になった管理人の現在の想いと心境をそのままストレートに映した文言を当サイトの看板題目として掲げる者であります。しかしながら、管理人が真に「愛する」となすのは日本武道の「本質(實相)」であって「現状」ではない。

即ち、維新以降、余りにも……無茶苦茶に変容してしまった現代のスポーツレジャー式の変形武道の事ではなく、また欠伝と偽りに塗れた現代の所謂「古武道」なるものの実態の事でもない。それらのものに対して「月が綺麗ですね」なんぞとは流石に言い難く、寧ろなるべくならば古代支那の賢人、許由、巣父の両高士に倣いたいとも一面的には確かに思うのである……。

さりながら山に籠って鳥獣と塒(ねぐら)を共にするばかりで何になる。区々たる己一身を潔うせんとて日本武道の大歪と大偽を放置するのは必ずしも人の道ではなく、そして渇牛が何とも不憫である。

またそして現代社会において、ある程度の活動をなさんとするならば、光を和らげ泥や塵に塗れてゆく事も時には必要であるのかも知れません。

そしてかくした泥と汚辱に塗れた中でこそ白浄華を咲かせ……等という事は仏性無根の管理人等には所詮は出来ない相談ではあるが、しかし、ある程度は……と、少しだけ思うのである。

「ドーブに落ちても根のある奴は、何時かは蓮の華と咲く……」日蓮宗題経寺で産湯を使ったと言う某流離人が歌う歌詞の文言が身に染みる……。

ともあれ我自身の身心の汚れはともかく泥中にて、やっと初めて日本武道の紊 (みだれ)と偽りを極一部なりとも糾して行けるのかも知れない……いかな愚才でも鞠躬尽力(きっきゅうじんりょく)を死ぬまで続ければあるいは……?

しかしながら諸葛孔明の奮闘や恨力が遂には天に届かなかったのと同じく、我の思いや覚悟なんぞも、所詮は全くの無力、畢竟無意味なのかも知れなかった。なんとなれば、死ぬまでと言った所で我の生命の尽きる前に日本武道の方が先に逝ってしまったのだから。

……それはおよそ二十世紀の終わりくらいの時期(フランスの大占星学者が不気味な預言詩を書き記し、それが提示した正にドンピャ、丁度の年月刻限前後)……、その若干前位の時期に、先ずは日本武道大瓦解の前兆とも思える様な「天の怒りか地の声かそもただならぬ」異次元からの大振響を身に感知し、その後に徐々に出現しだした余りに惨憺たる武芸文化崩壊光景に、我は夙夜憂歎(しゅくやゆうたん)し睡中に於いても日本武道完全壊滅の悪夢に何度も何度も永くうなされた。しかしながらその度に現(うつつ)に覚めても自己の愚鈍と非力故にその大崩壊をどうにも出来ず、そして幾許の歳月が流れて、とうとう日本の伝統古典武芸の終焉の秋がきたのである。悠久の永い歳月を掛けてやっと完成する事が出来た世界無比して至高の日本武術文化の殆ど全てが遂に現世から消滅した……。

かくなってはどうしようもない……如何に心を凝らし、力を尽くしても出来ない事、如何様に歯を切り両腕拳を握り絞めながら身を捩っても光速度を超える粒子、物質を自在に制御する技術がない以上、絶対に取り戻せない過去と叶わぬ夢がある。

これから先、ある程度の時間経過の中で日本の古傳武術に対する再評価の機運が高まる事も全くないとは言えないが、残念ながらその時には真正なる日本古傳武術の道脈、種籾はこの世の何處にも存在しておらず、新たに芽を吹きかえす事などは絶対にあり得ない……。

実伝は失われても日本にはそのかつての偉大なる武術文化の一端として遺傳する芸祕傳書類も膨大であり、それを利用して古式武術を再現する事もやろうと思えば出来ないわけではなく、我自身ある程度のレベル、出来る範囲、伝脈の遺る流儀の欠伝部分の史料復元の仕事を数流儀においてなしてきたが、その様な作業は僅かな瑕疵の修復と言うレベルに止めるべきである。

さにあらずして欠伝部分の割合の度合いが高まりすぎ、分断された技法伝群をつなぎ合わせ、道脈自体の復活等をなそうとする事は分断された死体臓器をつなぎ合わせて新たな生命を生み出さんとしたスイス国のマッド医学者にも似て、余りにもおぞましき所業であり、世に害毒を遺すばかりである。

そしてまた完全に道脈の途絶した古式流儀の祕傳書のみにての復元、復活等も良質の祕傳書類が整えばやろうと思えば出来ない事では確かにない。とは言え科学庁長官天馬博士の愚行を追試した所で何になる。それは自己の想いのみを我欲を以て延長し、魂のない木偶人形を製造するが如くの何とも虚しき作業である。それはあたかも喉の渇きを癒すのに濃塩海水を飲するが如くでないか……。

勿論、現時点においても日本伝古流武術の全ての全てが完全に零の零になったと言うわけでは確かにない。しかしながら現実的な状況、実際的な立場において現在何とか細々と、欠伝を含みながらも何とか現存している幾つかの真正なる日本古傳武道に活を入れて再興し、そしてそれを日本の地において、まともなレベルで継承してゆく事、かくした事業……かつて管理人が目指し欣求した武術夢世界のこの世での顕現は残念ながら、現代の日本の状況においては到底実現不可能である。

管理人自身、自己がかつて修めた古伝武術の道統の次代への継承は十年以上前に既に断念しましたし、一つの覚りとして「諦め」と言う事も時には必要であると思います。

「果なる哉 之れ難き事無し(かなるかなこれかたきことなし)」……。

さりながら、ただそれだけではなく夢幻世界に見切りを付けて眞實と向き合う事、それは何時かはやらねばならぬ大課題である。

今となっては、失われた古傳武道のレクイエム、最後の哀悼の涙語りをなすのみ……。そしてそれに加えて、日本傳古式武藝の實相と、その崩壊過程における真実記録の仕事はなしておきたい……ではなく、本当は見たくはない武術暗黒史ではあるが、誰かが……いや、誰かではない。日本古傳武術の本質、實相の奥の奥を知る最後の人間、数えきれない程多くの武術祕傳の實技を実際に継承する立場の者として、我自身こそが何としてもやって置かねばならない事かとは思うのである。

そして日本武道を滅ぼした元凶となった醜悪にして極悪人脈の部位における解析と事実認定、加えて糾弾と訂正も同時になしてゆく事も重要な残された課題であろう。

その様な事業に加え、各武術流儀の人脈継承は仮令不能であるにしても、その中の一部、出来ればその極上の部位、秘伝、奥伝にあたる至高の極意秘法傳の部分のみは何とかある程度文書記録にしてでも遺しておきたい。これは古傳武術の奥傳部分における秘密解説書、即ち『日本古傳武芸大秘伝巻』の作成事業である。

ただ、世界最高の祕傳武術たる日本武道の深奥は高度かつ膨大であり、それを語り尽くす事は有限の命の時を以ては到底出来る事ではないのも知れない……いや、それどころか地球大海を墨汁に変えて書き尽くさんとしてもとてもとても足りる所の騒ぎではではない……のかも?

しかしその実態と本質を知る最期の…本当に最期の最期の日本伝来超絶的秘密武藝継承者として、心と力を尽くし出来る範囲でなすべきではあるかとは思うのである。即ち孔明氏と同じく死而後已(ししてのちやむ)のみの覚悟である。

それを天狗傳武芸の縁の地、八王子高尾の地のどこかに封印すると言う事……これが管理人が最期に成すべき仕事、究極使命である……と考える。

そしてそれに加えて、もし可能であるならばその驚異の秘伝群の實傳……その一部なりとも、細々ながらでもできる範囲で有志の人脈を通じて保存できたら……と最期の最期の……諸天諸仏に対し究極的大請願をなす所の者であるのである……。


かくした思いで、かつての日本古傳武術の本質と真実を語り遺すために開いたサイトなのであります。抵抗勢力の闇からのバイアスを凌ぎつつ、力を竭(けつ)して真実を追求したいと思いますので、先ずはご照覧有れ。


[令和元年七月勝日

  八王子高尾隠棲の三文小説家兼骨董武術家 識]




管理人愛蔵の「許由巣父鐔」/この二人の賢人の生き様を敬慕、憧憬する所の者であるが、世俗と煩悩に塗れ、また執着を捨てる去る事の出来ない我には所詮は入ってゆけない夢世界……二寸余りの小宇宙である。

メールアドレス ryuuguusai@outlook.jp